2025年 09月 25日
掤捋擠按は哼哈二気 |
太極拳24式でお馴染みの掤(ポン)捋(リュイ)擠(ジー)按(アン)は哼(フン) 哈(ハァ)二気で気持ち良くやってみましょう。
掤捋擠按は24式7番目の攬雀尾ですが4つの技の連続のようです。
太極拳実技テキストには 掤(ポン)は腕を孤形にして前腕部を下から上に前に支えるように押し出す。
捋(リュイ)は相手の力を受け流すように体重を後方に移しながら両掌で上から下へ引き込み相手の姿勢を崩す。
擠(ジー)は前の腕は胸前で孤形にし後ろ腕の掌心を前腕の手首に軽く添え両腕で前に推し(留める)出す。
按(アン)は両手同時に掌根で前に推し(放つ)出す。
これを気持ちよくゆっくりと行うには哼(フン)と息を吸い 、哈(ハァ)と息を吐くことが大切だと思います。
哼フンで掤ポン、哈ハァで捋リュイ、続いて哼フンで擠ジー、哈ハァで按アン、以上哼哈二気の連続です。
この哼哈二気は丹田呼吸ですが働く筋肉は肋間筋・・肋骨と肋骨の間に内と外それぞれにある赤筋(インナーマッスル)で疲れ知らずです。
哼フンでは外肋間筋が肋骨を引き上げ息を吸い込み胸郭を拡げます。(胸含)
哈ハァでは逆に内肋間筋が肋骨を引き下げ息を吐き出し気を丹田に落とすと背が抜けます。(抜背)
何れも力強い上半身の動きや姿勢を保つのに働く筋肉で横隔膜と連動します。
太極拳は武術ですからゆっくり動く24式も実技テキスト呼吸に記述の如く意識的な拳勢呼吸で気持ち良く動きたいものですね。
2025/10/15
「哼哈二気は丹田呼吸ですが」体幹の捻り動作「纏糸」によって自然に肋間筋が働きます。
by rakurakutaichi
| 2025-09-25 23:24
| 私の太極拳上達法
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