2024年 06月 20日
站椿功とは |
ネットで検索すると「站椿功」の站は駅、椿は杭、功は功夫・・
武術の基礎的な稽古法で駅のようにどっしりと立ち動かずじっとして功を練るらしい・・
同じく姿勢は足を腰幅に平行に開き軽く膝を曲げ手は自然に垂らし身体を緩めて意識を呼吸に向ける・・とある。
またその効果はネットによれば、体力増進・呼吸筋力唾液量アップなどアンチエイジング効果抜群らしい・・
太極拳を始めた頃のある教室の始めに10分以上「站椿功」があった。
説明はなく只立って時間を持て余し自分なりに身体の中(骨)を色々動かしていました。
今思うと無駄な時間だったような気がします。
それは太極拳24式の最初の起勢と全く同じだと思います。
「站椿」も「起勢」も先ず普通に真っすぐ立った状態から膝を曲げるのではなく膝を緩めることの大切さを説明するべきだと思います。
膝を緩めるためには股関節を内旋で折り畳む(開胯)ことが大切です。
そのためには肩甲骨を後ろに引き落とし(沈肩墜肘)顎を引いて首を伸びやかに立て(虚領頂勁)で身体を緩める。
その状態で初めて鼻からフンと息を吸いハアと肚前に吐くと気が丹田に落ちて気沈丹田となり「上虚下実」が実現します。
「站椿功」の目標は「上虚下実」を実感することだと思います。
それが出来て初めて身体が緩み気血が廻り素晴らしいアンチエイジング効果が得られるのだと確信します。
始めから出来なくても先ずそんな説明をして実演をして見せるのが近道だと思います。
おまけ:禅の修行でもなく只立ち通しでは歩けない山田の案山子・・站椿功で身につけた立ち方は動いてみなければ良し悪しは分かりません。
24式あれだめこれだめの悪いクセは「上虚下実」が出来ていれば自然に起こらないのが道理だと思います。
2024/7/3
「站椿」はスクワットと同じこと・・膝を伸ばしたツン立ちでは何も始まらない。
膝を曲げるのでなく緩めればどんなに低い姿勢の「站椿」もスクワットも脚の腿の筋肉がブルブル震えてこない・・起勢も弓歩も同じ事
出来れば両足を拡げた正しい站椿スクワット姿勢から前を向いた顔を動かさず両足の均等荷重を崩さず前に上げた両手を右にゆっくり左にゆっくり動かせば太極拳の腰と言われる「腰椎」そのもの捻り動作(纏絲)が実感できると思います。
吾ながら是は良い・・明後日の教室で生徒さんにやってもらいます。
やっぱり正しい姿勢でなければ腰椎の捻り動作から四肢を動かす太極拳の基本は出来ないのだとも実感します。
簡単に言えば内実は腰椎の捻りそのもので効率よく素早く動かすには確かな立ち方が必須の野だと思います。
by rakurakutaichi
| 2024-06-20 17:59
| 私の太極拳上達法
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