2023年 08月 24日
虚領とは |
「虚領とは」で検索すると・・
虚とは「軽い」という意味、領とは頭領・首領などトップの意味で重要な場所であり「首」のこと「虚領」とは首の力を緩めること?・・ちょっと違うと思います。
人の身体で重要なトップは頭そのもので重さは約5㎏ボーリング球くらいの重さです。
地球上は常に重力があるので姿勢が悪いと尚更に頭も身体も腕も足も重たくて筋肉で動かすにも疲れます。
「虚」は「無」無重力と同じ「虚領」は頭の重さを感じない首への乗せ方、姿勢そのものだと気づきます。
「領」は「うなじ」で顔を常に垂直に立て7つの頚骨を前弯させ皿回しの皿と棒のように平仮名の「て」の姿勢で頭を支える・・すると
「亜門」が開いて脳みそが詰まっていても居なくても途端に頭が軽やかで立つも座るも楽なもの・・それが日常生活にも役立つ「虚領」だと実感します。
追記:太極拳の「頂頸」はその正しい楽な頭の乗せ方、首の前弯姿勢「虚領」から腹圧(呼吸)で仙骨と後頭骨が繋がり含胸塌腰が生まれ自然に尾骨から頭頂までが引っ張られ崩れることのない凛々しい立ち姿になるのだと実感できます。
2023/8/29
「虚領」と「頂頸」は別物だと思います・・「虚領」は含胸抜背沈肩墜肘鬆腰鬆胯や塌腰もなく日常の悪い姿勢でも実現します。
その方法は簡単で座っていても立っていてもとにかく顎は引かずに前に突き出し顔を垂直に立てるだけで頭の重さが消え失せます。
それだけで胸鎖乳突筋と僧帽筋が働かないので肩の緊張は皆無で日常生活も楽々です。
おまけに首が固定され(鎌首)よろめきつまずきも無く安全歩行が実現します。
<要領説明>
頭を乗せる首の骨、第一頚椎である環椎を常に水平に保ち、第二頚椎の歯状突起を垂直にすること・・7個の首の骨の残り5個は真っすぐではなく前弯させて(鎌首で)頭を支えます。
顔を立てて首に乗せる大谷翔平・・
2023/9/7・・・気付いたこと先ずは「虚領」それ無くして「頂頸」は成らず。
うな垂れ首やストレートネック(悪い姿勢)で頭頂を紐で引っ張ってみても無駄なこと首が伸びて緊張するだけだと思います。
「虚領」は頭を乗せる首の正しい姿勢そのもの「頂頸」は別物で正しい虚領姿勢で気を吸い鼻腔を拡げる頸で後頭下筋が働き顎が引かれ後頭骨が立って頭が正しく固定されます。
身体の不思議(後頭下筋と耳介筋)すると自然い舌先が上顎につき(舌抵上顎)僅かに耳が動きます。
2023/10/23
「虚領」であれば息が楽に入り、唾が楽に飲み込め、首が固定され、顔が立ち、「頂頸」で後頭骨と仙骨が繋がると自然に視界が水平となり目力で黒目が定まります(私の場合は頂頸で自介筋が耳を動かします)・・それが本来の太極拳だと思います。
具体的に「頂頸」は後頭骨と仙骨を脊柱起立筋で上下合わせて垂直に繋ぐことであり、「虚領」は姿・形だけで実現しますが「頂頸」は勢い・呼吸と腹圧がなければで生まれないので内実の無い形だけの太極拳では「虚領」は出来ても「虚領」は実現しないと思います。
書いて字の如く「姿勢」とは形と内実から生まれるのだと実感します。
by rakurakutaichi
| 2023-08-24 15:36
| 私の太極拳上達法
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