2019年 05月 02日
初動負荷トレーニングとは |
初動負荷トレーニングは小山裕史博士の理論で、力を込め続ける一般的なトレーニングではなく、リラックスした状態でトレーニングをする有酸素運動で生活習慣病の予防やリハビリに適した運動として認知され、動作の瞬発力や加速度、パワーの向上、関節可動域の拡大、故障の防止などを目的に数多くのプロ選手・オリンピック選手が実践し、身体に負担をかけることなく毎日でも気軽に出来ることも魅力の一つです。と、WORLD WINGホームページに記述があります。
その小山裕史さんの1時間程の講演がYOUTUBEにUPされていたので拝聴、スポーツ医学と多くの計測データに裏付けされた理論の様で、あのイチロー選手まで高額な初動負荷マシーンなるものを所有し、ドラゴンズの山本昌投手もこのトレーニングを採用していた様です。
初動負荷トレーニングとは・・(以下、如是我聞、自分がどう解釈したか)
「力を込め続ける一般的なトレーニング」とはスポーツジムでよく見るマシーン、重い負荷をかけて上下左右などに直線的に筋力を使いバーを動かす無酸素運動、すると腕なら上腕二頭筋など、足なら大腿四頭筋など表層の筋肉の肥大化が促進されます。
一方「リラックスした状態でトレーニングをする有酸素運動」とは表層の筋肉を極力使わず、主に深層の筋肉を動かすトレーニングであり、ここで使われるマシーンは例えば腕なら、グリップを真っ直ぐ押すのではなく捻りを加えながら押し出すように作られていて、表層筋だけでなく深層筋が使われやすい動きであり、尚且つ動き出しの負荷は強いのだが動き出すと徐々に捻りの慣性でマシーンが動きをリードし出して負荷の無いリラックスした腕のテンシ運動が起きるような設計になっているのだと思います。
この初動負荷こそ太極拳で云われる内実であり、それは腰椎から始まり四肢へと繋がる纏絲(捻り)運動そのものだと思います。
イチロー選手が筋トレをしない事は誰もが知る事実、その彼が自分のキャンプ地へはこの高価な初動負荷マシーンを持参するらしいです。
太極拳愛好者の皆さん安心してください、高価なマシーンが無くても大丈夫、身体に負担をかけることなく毎日でも気軽に出来る、ゆっくり動くちゃんとした太極拳をやれば同じ効果が得られます。
動作の瞬発力や加速度、パワーの向上、関節可動域の拡大、故障の防止など、太極拳では力を抜けば抜くほど力強さが現れ(無駄な表層の筋肉を使わず内実からの捻りでインナーマッスルをフル稼働させ)下肢は股関節を上肢は肩関節を緩めれば(股関節は内旋させ肩関節は背面に沈める)放鬆が生じ(自然に無駄な力が抜ける)怪我の予防(表層筋は無酸素運動、深層筋は有酸素運動)健康増進にもなります。
思い出しました、昨年の競技練習会場で陳式出場の方が鏡の前で左右正拳突きを力一杯表層筋(力こぶ筋)を使い呼吸を荒げ汗だくでの連打30回程で限界、股関節を内旋させ背を抜いて肩関節を緩めればもっと素早く息も上がらず50回でも楽々です。力を抜け、ではなく力を入れても無駄な力が入らない身体の使い方・ポジショニング・姿勢があります、高額マシーンではそれをトレーニングするのかも。
注意事項:一般的な直線型マシーンで筋トレなどをしない事、身体(体幹の捻りも無く)を動かさず肩先の手・腕だけを動かして形を作るのはちゃんとした太極拳にならないと思います。内実(腹圧)と共に体の中からの纏絲で繋がり動き出す初動負荷(腰椎の頸)太極拳が出来ない方は一度この高額なマシーンでその感覚を体験するのも良いかもしれません。
そんな高価なマシーンを必要としない初動負荷トレーニングがゆっくり動く太極拳そのものだと思います。
2019/5/9・・・初動負荷理論の説明の中にあった記述。
日常生活を含めた全ての運動は脳神経の指令によって行われます。
大脳皮質(脳)からの随意的な指令に対し、脊椎から無意識的に起こる(小脳)指令を「反射的指令」と呼びます。(脊椎とは正確に云えば腰椎)この反射(捩じれ纏絲)による動きが自然でしなやかな動作を生み出します。
この時、大脳皮質からの指令が動作の途中で強く続くと、反射で起こったしなやかで自然な動作は制限され固い動き、故障、血流障害などを起こします。・・・と書かれています。
大脳皮質からの指令が自然な動きを制限する・・とは、初動負荷で(腰椎から)自然に繋げて動く套路の最中、動きを止められ、はい右手の位置はここからここへ?体の真ん中で上の掌と下の掌を合わせて・・まさに固い動きで血流障害そのものです。
このサイトにイチロー選手がこのマシーンを使ってトレーニングをしている動画がUPされ、イチロー選手から勧められたダルビッシュ投手も力が抜け関節の可動域が広がったとコメントしています。
続いての記述には・・筋肉はバネのように伸びて(弛緩)縮む時(収縮)に大きな力が出ます。ボールを投げる時の動きで云えば、始めは肩を回しやすいように腕を曲げ、そして腕を伸ばしながらボールを離しますね。この腕・肘を伸ばすという作用を受け持つのは上腕の裏側の筋肉(上腕三頭筋)です。腕を曲げている時は伸び、伸ばす時に縮みます。一方、腕(関節)を伸ばそうとする時に伸ばさないように働く筋肉があります。力こぶの筋肉(上腕二頭筋)がそうですが、力こぶの筋肉に力を込めてボールを投げようとしても投げられません。自動車の発進とバックを同時に行っているようなもので「動けない」のです。・・と、力こぶの筋肉は身体前面、イチロー選手の高額マシーン映像では身体の背面の筋肉がしっかり動いていました。上腕裏側の三頭筋も身体の背面の筋肉、身体の背面を意識して使えると不思議に無駄な力が抜けて体幹の纏絲勁(捻り)が自然に生まれてくるのだと感じています。
初動負荷トレーニングのコツは前のめりに体を使わず、先ずは背面に力を入れ、それから自由に動き出せば身体の中心、体幹・腰椎から纏絲勁が自然に生まれると思います。
更に小山裕史博士の理論、歩法の基本は薬指・・目からうろこ! 検証中、別の機会に・・・
2019/9/8
これに気づいたのは大殿筋の羽を広げての歩法・・命門が開き爪先が自然に平行に・・足の小指・薬指に踏実が感じられ、加藤修三先生が仰る「足裏に捩じれが有る内は正しい歩法は実現しません」その足裏の捩じれが全く起きません・・これが正しい歩法だと実感です。
2019/9/23
今日のSNS記事に・・・セリーグ巨人を優勝に導いた坂本選手の貢献は・・イチロー氏の使う初動負荷マシーンを導入した結果だったらしい。それは彼がこれを使い、関節の可動域を拡げ筋肉の柔軟性を高めることでパフォーマンスの向上と怪我の予防に役立つとを実感したため球団にかけ合い6月に設置されたらしい。
それはやはり太極拳の基本、体幹の腰椎から(初動)始まり四肢への纏絲運動(負荷)が全身に及ぶことと同じことだと思います。
2021/7/13
呼吸と腹圧(初動負荷)から腰椎の捻り(纏絲)が生まれ、からだ背面の深層筋で伸びやかに四肢が動き出す・・太極拳はまるで安上がりな初動負荷・纏絲マシーンのようです。
by rakurakutaichi
| 2019-05-02 23:19
| 私の太極拳上達法
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