2018年 12月 04日
立つこと秤の如く、動くこと車輪の如し |
日本連盟の太極拳実技テキストP11・5.身型と身法の中に記載があります。
そこには・・・太極拳がもしも、単に遅く動くことを目的としたものであるならば、「立つこと秤の如く、動くこと車輪の如し」という言葉は生まれていない、ということを、少なくとも上級者は認識していなければならない。・・・と、書かれていますが単に遅く動くのではないなら、どう動いたら良いのか、こうも書いてあります・・・中正とは、上体を自然で端正な状態、偏りの無い状態に保つことであり、スムーズに動くことを目指し・・・と、そしてこうも書かれていています・・・前進・後退・回転のどの動作も、体の中心軸を揺らさない、ブラさない・・・と、なるほど中心軸、即ち脊柱を真っ直ぐに立ててブラさず、スムーズに動き廻ること、のようです。
それはそれはさぞかし気持ちの良い動きなのだと想像します。
そのための注意点として書かれているのは・・・単に上体をまっすぐに保つことと理解し、これにこだわってしまうと、首や胸、背中、腰の緊張を招いてしまう・・・と、また・・・正しい身型・套路を練習するだけで功夫を積むことをしなければ、年老いても何も残っていない・・・とも書かれています。
簡単に言えば、上体は自然に偏らず、スムーズに動き、足を運ぶ、と云うことのようです。
最近、特に本部研修の成果か「体の中心軸を揺らさないブラさない」「股関節を正しく緩めて重心移動」などの指導が増えてきたようですが、どうしたら自然にブレなくなるのか、正しく緩めるにはどうしたらいいのか、明確には伝わってきません。
ただ軸を揺らさぬようにと言われれば軸は固まり、案山子かロボットのように、正しく緩めてと云われても、縫工筋の緩め方も分からず、ただ緩めたしぐさを作り、自然にスムーズに動ける日はいつ来るのだろうか?
ゆっくりと、形を取り繕って、幾つ套路を覚えても、自然でスムーズな動きには繋がらない、いっそ遅く動くことを止め、軸がぶれようが、後ろ指を差されようが、先ずはリアルに勢いよく流れに任せて自然にリズムよく動きだせば、その感覚が伝わってくるのでは・・すると年老いて何かが残るのかと。
「立つこと秤の如く」・・天秤棒を担いで桶の水をこぼさぬようにリズムよく運ぶ感覚、小袖の着物を着ていれば襷をかければ更に効果的、肩を控えて首・腰を据える感覚は「虚領・沈肩・塌腰」
「動くこと車輪の如し」・・白足袋を履き重心を落とし、長い毛槍を真っ直ぐに立て、勢いよく回しながら、後ろに蹴り上げた脚を前に出して進む奴さん、重い物を持てば自然に重心移動の感覚が「常ni両股ha内旋・足裏ni弓」
・・・dekitesimaebakanntannnakotodesuga・・・
いずれにしても身体の中のポジション意識であり、骨を躍動させる意識での動きと感覚なので、動きを止めて達人の形を真似て作って繋げようと思っても決してその動きと感覚は生まれないかもしれません。
2018/12/6
「Tポジションで秤の如く、Mポジションで車輪の如し」
2018/12/10
・・・Tポジション、tasukiwokakete,tennbinnbou・・Mポジション、mujyuuryokude,mukyokudati・・です。
2018/12/11
最初にできたMポジションでは自然に股関節が内旋して縫工筋がゆるみ腰が緩むことが理解できるが、最近できるようになったTポジションでは肩関節のどこがどうなってどこの筋肉がゆるんで自然に上肢が緩むのかが未だ解らない・・・
2018/12/15
早速、解った・・緩む肩関節は肩甲上腕関節で緩む筋肉は僧帽筋と三角筋、高岡英夫の立甲で理解できました。
(読み返して追記:もう一つ大事な筋肉が分かった・・それは重たい頭を支える胸鎖乳突筋)
昨日、自分が担当するカルチャー教室の太極拳講座で生徒さんたちに立甲を説明してから実際にやってみた・・皆さん納得、休憩で談笑中にその感覚を背中のランドセルを降ろす時のポジションで表現したら解かりやすかった・・その感覚で今日のテニスは4戦4勝・・これはまぐれか?
2019/1/4
新年を迎え「Tポジションで秤の如く、Mポジションで車輪の如し」夢ではないかと、やってみた起勢は・・夢ではない現実、並歩から開立歩で直ぐにTMを作ると、後はそのポジションをキープして動いていくだけ・・すると自然に虚領頂勁・沈肩墜肘・含胸抜背・松腰松胯・尾閭正中・立身中正になってしまう・・息をすると自然に丹田呼吸で上下相随・気沈丹田、おまけに眼孔不動で臍向きと合ってしまいす。
TとMが連動して不思議に身体の中が繋がります。
2019/1/26
TとMのポジションのキープの仕方を発見・・やはり上肢と下肢を繋ぐ場所は(太極拳の要訣に書かれた)ただ一点、そこなのだと確信しました。
2019/2/25
進化する感覚・・Mポジションは腸骨・下丹田、Tポジションで胸骨・中丹田、Kポジションが後頭骨・上丹田
2020/1/7
太極拳を始めて12年、このタイトルを記述してから1年程・・今それが明確に・・「立つこと秤の如く、動くこと車輪の如し」言い換えれば「軽やかに立ち、軽やかに動く」こと・・太極拳の殆んどの要素が身体の中で結びついてきた感覚です・・このブログを書き始めて12年程、ここに書き続けてきた様々な項目が全て繋がり一つに纏まってきたようです。
ずいぶん前に書いた「太極の 道あやまりて 戻る坂 骨身にしみる 老いる歳月」とならないように・・自分が登ってきた太極の道、コース取りに間違いは無かったようです。
by rakurakutaichi
| 2018-12-04 17:08
| 私の太極拳上達法
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