2017年 06月 25日
踏実 (ターシー) |
踏実(ターシー)とは・・(とうじつ)実を踏むこと。
日本連盟三段検定実施内容の一部変更の中に・・・踏実=足裏を柔らかく踏む、と記載されています。
確かに瞬時に強く踏むと陳式套路の発頸動作になってしまいます。
しかし踏実の感覚を実感するには強くでなくとも瞬時に落として(踏んで)みるのが一番・・柔らかく踏んで、(何度も上歩→踏実→弓歩をやってみるけど、どうも・・・)ではなく弓歩の定式時の体軸は両足のど真ん中に落としこみ・・両足の下のアルミ缶をペシャッと潰すような感覚で・・踏実(ターシー)があってこそ弓歩の完成だと思います。
http://hidetaichi.exblog.jp/26655628/
両足を正しく踏んだ弓歩なら正面から胸元を押されても浮き上がりません。
相撲の稽古場で横綱が(上虚下実)胸を貸して渾身の力で押されて後にずれても浮き上がらず、いなせば、相手が転がります。
自分の教室では生徒さんとお互いに桜膝拗歩の定式での弓歩チェック・・身体と感覚で納得です。
この時の身体の使い方の明確で最重要ポイントは「股関節の内旋」です。
http://hidetaichi.exblog.jp/25794911/
動きを止めて丁寧に説明しながらであれば殆んどの人が実感できますが、どうしたら動きの中で自然に股関節がそんな状態になるのか・・連盟テキストにも指導教本にも書いてありません。
踏実(ターシー)に結びつく身体のスイッチはどこ、その言葉と感覚は・・・股関節内旋、脛骨に乗せる、堤丹堤肛・・足の指の不思議(ある楊名時ブログより)足の指を浮かせるだけで、(弓歩)膝が足のつま先から出ない・・なるほどです。
http://hidetaichi.exblog.jp/m2012-01-01/
NHK・・あのアナウンサーと楊進さん
この方も当初は日本連盟においでになったらしいです。
このカットの瞬間は右野馬分髪の発頸シーンと同じかと思いますが、24式のこの套路を8呼間で分解すると5で踵をつき6で爪先をつき次の7で息を吐く瞬間に見えます、8の踏実(ターシー)で息を吐き切り定式完了かと思います。
気を入れて身体の中から動き出さない限り、踏実(ターシー)も堤丹堤肛も丹田呼吸も出来ないかも・・弓歩定式で前足の指を浮かせてみれば実感できるかも・・無理かも、気を抜いて、指先だけ動かす事も出来てしまいます・・が気を入れて足裏(土踏まず)に思いっきり大きなアーチを作れば自然に腹が凹んで尻の穴が閉まって・・自然に膝が足先で止まります・・実感できます。
2017/6/27・・・おまけの追記
楊慧先生のことば「太極拳は体の軸から動かし始めることで手が自然に動きます」・・仰るとおりです。
楼膝拗歩の最後のとき先生から注意を受けたのは腰、「体や手は正面を向くのですか、腰は正面で止めずそのまま先まで回すことによって胸の周り脇の下にゆとりの空間ができます」・・なるほど、そんな言い回しも良さそうです・・が・・この時が実を踏む瞬間で、前足の胯(股関節)が正しく(内旋)収まっていれば重心が一瞬、沈み、息を吐き切り腹が膨らみ、脇の下にゆとりの空間ができます・・そうでなければ、踏実(ターシー)は難しいかと思います。
2017/11/10・・おまけのおまけで追記
「体や手は正面を向くのですか、腰は正面で止めずそのまま先まで回すことによって胸の周り脇の下にゆとりの空間ができます」・・正にこの瞬間が、前胯内旋でしっかり折られ、後胯が伸展となりハムストリングの揺れ戻りが生れます。
2018/4/12・・読み返して更に新感覚
「腰は正面で止めずそのまま先まで回す」定式、そこから更に廻して后座へと繋ぐと踏実も繋がり続けます。
日本連盟三段検定実施内容の一部変更の中に・・・踏実=足裏を柔らかく踏む、と記載されています。
確かに瞬時に強く踏むと陳式套路の発頸動作になってしまいます。
しかし踏実の感覚を実感するには強くでなくとも瞬時に落として(踏んで)みるのが一番・・柔らかく踏んで、(何度も上歩→踏実→弓歩をやってみるけど、どうも・・・)ではなく弓歩の定式時の体軸は両足のど真ん中に落としこみ・・両足の下のアルミ缶をペシャッと潰すような感覚で・・踏実(ターシー)があってこそ弓歩の完成だと思います。
http://hidetaichi.exblog.jp/26655628/
両足を正しく踏んだ弓歩なら正面から胸元を押されても浮き上がりません。
相撲の稽古場で横綱が(上虚下実)胸を貸して渾身の力で押されて後にずれても浮き上がらず、いなせば、相手が転がります。
自分の教室では生徒さんとお互いに桜膝拗歩の定式での弓歩チェック・・身体と感覚で納得です。
この時の身体の使い方の明確で最重要ポイントは「股関節の内旋」です。
http://hidetaichi.exblog.jp/25794911/
動きを止めて丁寧に説明しながらであれば殆んどの人が実感できますが、どうしたら動きの中で自然に股関節がそんな状態になるのか・・連盟テキストにも指導教本にも書いてありません。
踏実(ターシー)に結びつく身体のスイッチはどこ、その言葉と感覚は・・・股関節内旋、脛骨に乗せる、堤丹堤肛・・足の指の不思議(ある楊名時ブログより)足の指を浮かせるだけで、(弓歩)膝が足のつま先から出ない・・なるほどです。
http://hidetaichi.exblog.jp/m2012-01-01/
NHK・・あのアナウンサーと楊進さん
この方も当初は日本連盟においでになったらしいです。
気を入れて身体の中から動き出さない限り、踏実(ターシー)も堤丹堤肛も丹田呼吸も出来ないかも・・弓歩定式で前足の指を浮かせてみれば実感できるかも・・無理かも、気を抜いて、指先だけ動かす事も出来てしまいます・・が気を入れて足裏(土踏まず)に思いっきり大きなアーチを作れば自然に腹が凹んで尻の穴が閉まって・・自然に膝が足先で止まります・・実感できます。
2017/6/27・・・おまけの追記
楊慧先生のことば「太極拳は体の軸から動かし始めることで手が自然に動きます」・・仰るとおりです。
楼膝拗歩の最後のとき先生から注意を受けたのは腰、「体や手は正面を向くのですか、腰は正面で止めずそのまま先まで回すことによって胸の周り脇の下にゆとりの空間ができます」・・なるほど、そんな言い回しも良さそうです・・が・・この時が実を踏む瞬間で、前足の胯(股関節)が正しく(内旋)収まっていれば重心が一瞬、沈み、息を吐き切り腹が膨らみ、脇の下にゆとりの空間ができます・・そうでなければ、踏実(ターシー)は難しいかと思います。
2017/11/10・・おまけのおまけで追記
「体や手は正面を向くのですか、腰は正面で止めずそのまま先まで回すことによって胸の周り脇の下にゆとりの空間ができます」・・正にこの瞬間が、前胯内旋でしっかり折られ、後胯が伸展となりハムストリングの揺れ戻りが生れます。
2018/4/12・・読み返して更に新感覚
「腰は正面で止めずそのまま先まで回す」定式、そこから更に廻して后座へと繋ぐと踏実も繋がり続けます。
2018/12/27・・・今年もあとわずか
踏実(ターシー)の前提には足の裏のねじれが無いことが必要かも
2019/3/18・・・思えば遠くに来たもんだ♪
太極拳で云われる全ての言葉は全部が繋がっていると実感しています。
だから踏実(ターシー)だけをいくら意識しても(足元を見てどれだけ踏ん張っても逆効果)身体の正しい置き方構え方と目線、本当の気と意識の持ち方ガ無ければ実現しないと思います。(追記:本当の気とは、腹圧を得るための呼吸の気)
2020/6/30・・・コロナ自粛もそろそろ終わって「踏実=足裏を柔らかく踏む」正しくその通りだと実感するに至りました。
柔らかく実を踏むためには脹脛のヒラメ筋が重要だと・・ヒラメ筋は人が働くためのインナーマッスルで深層筋であり遅筋であり呼吸筋でもあるので表層筋での形だけの無呼吸動作では働かないのだと思うに至りました。
2020/7/21
踏実の感覚表現は足裏をただ単に柔らかく踏むのではなく、腹圧呼吸で足裏のアーチを創って歩を進める、すると自然に足が軽くなり着地も柔らかく、足裏の3点(トライアングル)で力強く踏みつけることも出来る感覚です。
体の中の繋がりは凄い・・足裏のアーチは腹圧で作るので縫工筋が緩んだまま深層の小殿筋で股関節が内旋して畳まれ、結果として膝が軽く上がり歩法がスームズとなり、当然、足裏の捩じれなど起こらず良いこと尽くめです。
結論は内実が無ければ踏実も成らず、形だけをいくら取り繕っても無理だと・・・
2021/1/30
最近気づいた歩法弓歩での踏実(ターシー)・・軸脚(後ろ足)に全体重を乗せ上歩(前足)で踵を前に送り地につける、ここまで重心は後ろ足に100%乗せているので体軸は1ミリも動かない、爪先を突くと同時に重心を後ろ足から前に送り出す、そんな感覚で長い間やっていたが改めた・・重心移動は踵をついた後、更に爪先を地につけて(踏実)からがベストだと。
もちろん股関節が正しく(内旋)折れているのが前提条件です・・・そこで更に続いて追記、踏実(ターシー)とは書いて字の如く読んで字の如く、実を踏み、それから動く、実を踏む前に動くと体重移動、実を踏んだ後に動き出せば確かな重心移動となる感覚です。
2021/5/4
踏実 (ターシー)には畳胯(ジョウコ)、股関節を折り畳むことが必須、それは股関節の内旋(折畳)、これによって無駄な足の筋肉を使わず体軸も崩れず足から腕への力や体の力が格段に増すことが実感できます。
「踏実から抓地へ」思い起こせば初めての太極拳市民講座で「踵に重心を乗せて椅子に座るように」と、あれから10数年が経ち「踵に重心」は誤解の元だと気づいた、あの一言で何年を無駄にしたのか、否それを乗り越えたからこそ今があるのかも、言われたことに疑問も持たず「鵜呑みにする」コロナも太極拳も「おもしろてやがて悲しき鵜飼いかな」芭蕉、「抓地」本当のことは自分で見つけてこそ身につくのだと思います。
自然界の動物で踵を地につけるのはカンガルーかウサギかサルか人間?くらい、馬も猫もライオンも爪先で地を抓んで走っています。
2024/2/20
踏実 (ターシー)を実感するにはやはり正しい姿勢が不可欠のようです。
太極拳(動き)の全ては姿勢から始まる・・これ名言?ですね!自我自賛。
by rakurakutaichi
| 2017-06-25 22:45
| 太極拳用語集
|
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Comments(2)
Commented
by
青い鳥
at 2017-07-05 02:54
x
ヒデさん、青い鳥です。
お久しぶりでございます!
ヒデさんのおっしゃってること、ますます納得です!
チョー、ウケテます!
自分も○○罪になるかも‥?
「緩めること」がどういうことかもわかってないのに、ただ「緩んで~」という指導者、「動き出しのスイッチ」がどこかもわからず、曖昧なまま、ただ「足が動いて→腰が動いて→手が動く」と指導者は言う‥(「一動全動」はどう解釈すればいいの?中心から動き出すンじゃねえのー‥?)
ところで最新の記事、ファンでなきゃ読めないとあり(*_*)
どうしたら、ファンになれるんでしょうか?
青い鳥は、ヒデさんの大ファンです!
お久しぶりでございます!
ヒデさんのおっしゃってること、ますます納得です!
チョー、ウケテます!
自分も○○罪になるかも‥?
「緩めること」がどういうことかもわかってないのに、ただ「緩んで~」という指導者、「動き出しのスイッチ」がどこかもわからず、曖昧なまま、ただ「足が動いて→腰が動いて→手が動く」と指導者は言う‥(「一動全動」はどう解釈すればいいの?中心から動き出すンじゃねえのー‥?)
ところで最新の記事、ファンでなきゃ読めないとあり(*_*)
どうしたら、ファンになれるんでしょうか?
青い鳥は、ヒデさんの大ファンです!
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rakurakutaichi at 2017-07-06 00:01
> 青い鳥さん、コメント有難うございます。
このブログは自分自身のモチベーションとポテンシャルUPのために簸たすら書いています。
若干・・ストレス解消も?・・ファン限定は単に書いている最中なので・・書き終えたら限定は外します。
いつも好意を持って読んでいただき嬉しく思います。
このブログは自分自身のモチベーションとポテンシャルUPのために簸たすら書いています。
若干・・ストレス解消も?・・ファン限定は単に書いている最中なので・・書き終えたら限定は外します。
いつも好意を持って読んでいただき嬉しく思います。