2017年 02月 15日
太極拳の勁力とは |
勁の字の意味は縦の力・・・漢字は複雑で繊細で意味深い・・頸はクビ(頸椎)・・脛はスネ(脛骨)
勁力とは・・縦の強い力と云う事になるのでしょうか。
連盟実技テキストには武術の動作の目的に沿って意識的に身体の中から導き出される力の総称で長拳は迅速で鋭い力、南拳は重く爆発する力、太極拳は柔らかく弾力的な力、と書いてあります。
勁力は体の一部分の筋肉や骨格だけを動かしても生れないとも、また定式では勁力を発することが出来る姿勢を作るが発力しないで次の動作に移るとも書いてあります。
この実技テキストは簡化24式太極拳のために書かれたものですが最初から24式は発力(発勁)をしない前提で更に太極拳は力はいりませんと教えられ、いかに姿勢を形として作ったところで身体の中から出てくる勁力を導き出すことも感じることも出来る筈がないと思います。一度試しにテキストにある定式で勁力を発することが出来る姿勢から実際に発勁をしてみれば良いと思います。相手はいないので誰にも迷惑はかかりませんが、相手がいても大丈夫、おそらく勁力は出てこないと思います。
24式の基本は楊式太極拳、本家本元の発勁の動きは・・Fu Qing Quan (傳清泉)さんです。
https://www.youtube.com/watch?v=ToUyWr809Cg
内家拳と言われる太極拳の技の出る瞬間(発勁)は両足のど真ん中に体軸を落とし込むことで創られるのだと思います。(注意事項:傳清泉さんも仰っています・・発勁は安易にすべきではない!身体を壊します! だから私は、こんなものかと見てイメージをつかむだけでも良いと思っています。
そんなイメージで発力する前提で動き出せば自然に勁の通った動きになりますが・・
注意事項:最初は下手くそなので肩や頭が大きく振れ、途端に注意され馬鹿にもされま~す。
例えば48式転身推掌、孫式の技(足首と脛スネの勁)の内容も見られず弓歩での推掌、転身時の脛の勁も見られず両脚荷重?
孫式のある老師の言葉だそうです「孫式は腰を廻さない」との事、納得です。
(2021/6/30更に追記:ここで言う腰は骨盤・腸骨ですが孫式も陳式も楊式も本当の腰つまり腰椎は必ず廻します使います動かしますそれが纏糸勁それが内実)
勁力とは・・縦の強い力と云う事になるのでしょうか。
連盟実技テキストには武術の動作の目的に沿って意識的に身体の中から導き出される力の総称で長拳は迅速で鋭い力、南拳は重く爆発する力、太極拳は柔らかく弾力的な力、と書いてあります。
勁力は体の一部分の筋肉や骨格だけを動かしても生れないとも、また定式では勁力を発することが出来る姿勢を作るが発力しないで次の動作に移るとも書いてあります。
この実技テキストは簡化24式太極拳のために書かれたものですが最初から24式は発力(発勁)をしない前提で更に太極拳は力はいりませんと教えられ、いかに姿勢を形として作ったところで身体の中から出てくる勁力を導き出すことも感じることも出来る筈がないと思います。一度試しにテキストにある定式で勁力を発することが出来る姿勢から実際に発勁をしてみれば良いと思います。相手はいないので誰にも迷惑はかかりませんが、相手がいても大丈夫、おそらく勁力は出てこないと思います。
24式の基本は楊式太極拳、本家本元の発勁の動きは・・Fu Qing Quan (傳清泉)さんです。
https://www.youtube.com/watch?v=ToUyWr809Cg
内家拳と言われる太極拳の技の出る瞬間(発勁)は両足のど真ん中に体軸を落とし込むことで創られるのだと思います。(注意事項:傳清泉さんも仰っています・・発勁は安易にすべきではない!身体を壊します! だから私は、こんなものかと見てイメージをつかむだけでも良いと思っています。
そんなイメージで発力する前提で動き出せば自然に勁の通った動きになりますが・・
注意事項:最初は下手くそなので肩や頭が大きく振れ、途端に注意され馬鹿にもされま~す。
例えば48式転身推掌、孫式の技(足首と脛スネの勁)の内容も見られず弓歩での推掌、転身時の脛の勁も見られず両脚荷重?
孫式のある老師の言葉だそうです「孫式は腰を廻さない」との事、納得です。
(2021/6/30更に追記:ここで言う腰は骨盤・腸骨ですが孫式も陳式も楊式も本当の腰つまり腰椎は必ず廻します使います動かしますそれが纏糸勁それが内実)
掲示板を見るとこちらは陳式・・県連理事長は陳家溝陳式太極拳20代伝人
その講習会の案内には・・どうしたら、意識のある力強く流れるように太極拳が出来るのか。上手な太極拳=心身の健康の効果が上がる。太極拳が上達する方法=太極拳を理解する。と書いてあります・・楊式の創始者も陳家溝でその技を盗み見て習得したそうなので楊式も陳式も基本は同じかも・・(一日¥4.000)これが修得できればお値打ちです。
上手な太極拳が健康に良いのは・・本日2/15NHKためしてガッテン「骨ホルモン」
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170215/index.html
新発見! 骨を動かす(振動させる)と身体の様々な臓器を活性化させる骨ホルモンが・・
その技は「踵落し」一日30回・・・効果があるらしいですが、身体の軸を真直ぐ立て直立不動から両(踵)かかとを上げストーンと落とすと身体の骨が振動します・・しかし同時に脳に衝撃が走ります。番組では言っていませんが30回も頑張って続けたら脳震盪?(脳を守るクッションの頸椎と脊柱、脛骨を立て上手に股関節を使いましょう)大事な脳は振動に弱いので御注意ください。
太極拳の基本的な発勁は踵は上げませんが、これと同じような「骨ホルモン」健康効果がありそうです。脳の損傷を避ける「踵落し」効果の技は・・瞬間アルミ缶潰し、先ずアルミ缶の真ん中を踏みつけ両端を反らせます、その上に足(踵)を乗せ全体重を一気呵成に股関節から踵へと落とすとアルミ缶は見事にペシャンコに・・それが出来たら今度は2個のアルミ缶を開立歩の両踵の下に置き瞬時に股関節を内旋させ浮かせた全体重を無駄なく一気に両踵へ・・このときアルミ缶がペシャンコにならない人は両足の脛スネが立っていない人、呼吸が合わせられない人・・股関節の内旋から円襠・馬歩が出来ると2個のアルミ缶はペシャンコになり両脚均等加重で脛骨も振動します、(この状態が陳家溝の四天王の一人で朱天才さんの仰る「膝は開、胯は合」だと思います)これが出来ないと陳式奥義の発勁練習で膝を壊すと思います。・・両脚均等加重、そして底からの反発(バネ)で出てくるのが縦の強い力、(弓歩でも同じこと発力の瞬間は両足のど真ん中)粘りのある力強い太極拳の下肢の勁のような気がします・・その下肢の勁が上肢へと・・・底?まで出来なくても(不自然でなく)自然に気持ち良く動くだけで健康に良い効果があると思います。
太極拳が上達する方法=太極拳を理解する・・とは、取り敢えず太極拳の動きっていったい何をしてるのか?(相手との攻防)を知って手はここに、足はそこに、では無く、そのイメージで身体の中心から、ゆっくり止らず(勁を切らさず)自然に自由に動いてみる(すると手足は自然についてきます)ことだと思います。
・・・勁はどこから来るかしら♪あの山こえて野をこえて・・♪
勁は形からでなく意識と動き(呼吸)から生れる捻り戻しだと思います。
太極拳の身体の動き出し、始まり、勁の源は五つの骨の腰椎、その骨を動かすインナーマッスルの代表格が腸腰筋、それをしっかり動かすのが横隔膜、それを最大限に動かすのが逆腹式呼吸で、現代の都市生活(事務職)では殆んど使われない身体の使い方、それは力仕事をする時の身体の使い方(農林漁業・土木工事職)だと思います。 餅つき、綱引き、お寺の鐘つき・・?
そんな身体の中の動きをゆっくり味わうのが24式太極拳かと思います。
その講習会の案内には・・どうしたら、意識のある力強く流れるように太極拳が出来るのか。上手な太極拳=心身の健康の効果が上がる。太極拳が上達する方法=太極拳を理解する。と書いてあります・・楊式の創始者も陳家溝でその技を盗み見て習得したそうなので楊式も陳式も基本は同じかも・・(一日¥4.000)これが修得できればお値打ちです。
上手な太極拳が健康に良いのは・・本日2/15NHKためしてガッテン「骨ホルモン」
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170215/index.html
新発見! 骨を動かす(振動させる)と身体の様々な臓器を活性化させる骨ホルモンが・・
その技は「踵落し」一日30回・・・効果があるらしいですが、身体の軸を真直ぐ立て直立不動から両(踵)かかとを上げストーンと落とすと身体の骨が振動します・・しかし同時に脳に衝撃が走ります。番組では言っていませんが30回も頑張って続けたら脳震盪?(脳を守るクッションの頸椎と脊柱、脛骨を立て上手に股関節を使いましょう)大事な脳は振動に弱いので御注意ください。
太極拳の基本的な発勁は踵は上げませんが、これと同じような「骨ホルモン」健康効果がありそうです。脳の損傷を避ける「踵落し」効果の技は・・瞬間アルミ缶潰し、先ずアルミ缶の真ん中を踏みつけ両端を反らせます、その上に足(踵)を乗せ全体重を一気呵成に股関節から踵へと落とすとアルミ缶は見事にペシャンコに・・それが出来たら今度は2個のアルミ缶を開立歩の両踵の下に置き瞬時に股関節を内旋させ浮かせた全体重を無駄なく一気に両踵へ・・このときアルミ缶がペシャンコにならない人は両足の脛スネが立っていない人、呼吸が合わせられない人・・股関節の内旋から円襠・馬歩が出来ると2個のアルミ缶はペシャンコになり両脚均等加重で脛骨も振動します、(この状態が陳家溝の四天王の一人で朱天才さんの仰る「膝は開、胯は合」だと思います)これが出来ないと陳式奥義の発勁練習で膝を壊すと思います。・・両脚均等加重、そして底からの反発(バネ)で出てくるのが縦の強い力、(弓歩でも同じこと発力の瞬間は両足のど真ん中)粘りのある力強い太極拳の下肢の勁のような気がします・・その下肢の勁が上肢へと・・・底?まで出来なくても(不自然でなく)自然に気持ち良く動くだけで健康に良い効果があると思います。
太極拳が上達する方法=太極拳を理解する・・とは、取り敢えず太極拳の動きっていったい何をしてるのか?(相手との攻防)を知って手はここに、足はそこに、では無く、そのイメージで身体の中心から、ゆっくり止らず(勁を切らさず)自然に自由に動いてみる(すると手足は自然についてきます)ことだと思います。
・・・勁はどこから来るかしら♪あの山こえて野をこえて・・♪
勁は形からでなく意識と動き(呼吸)から生れる捻り戻しだと思います。
太極拳の身体の動き出し、始まり、勁の源は五つの骨の腰椎、その骨を動かすインナーマッスルの代表格が腸腰筋、それをしっかり動かすのが横隔膜、それを最大限に動かすのが逆腹式呼吸で、現代の都市生活(事務職)では殆んど使われない身体の使い方、それは力仕事をする時の身体の使い方(農林漁業・土木工事職)だと思います。 餅つき、綱引き、お寺の鐘つき・・?
そんな身体の中の動きをゆっくり味わうのが24式太極拳かと思います。
2021/6/30・・思えば遠くに来たもんだ♪海援隊
太極拳の勁は纏糸、呼吸と合わせ腰椎の僅かな動きとともに自重が下肢に落ちると自然に足裏から反動が生まれ腰椎が捻り戻され、その捻り戻しの勁が胸椎に伝わり上肢に伝わり、まるで鼓を打つかのように相手に伝わる、それが太極拳の勁力だと実感です。
武士が鼓を打つ、それで相手の力量を見るのではないかと思う、鼓の音ひとつでそれが解る、それは腰椎からの捻り戻し(内実)で手の平(掌)を打ち放つ(返す戻す)ことだと想像できます。
起勢とは勢いを起こすこと「内実も無く高度な演技を真似ても無意味です」と李自力老師の言葉の通り起勢ひとつ推掌ひとつで力量が解るのかも、内実は腹圧それは丹田呼吸から生まれそこから初めて腰椎が僅か5度、左右で10度、動き出します。
2021/8/1
今日のテニスで気づいた・・インパクトの瞬間に至るまで如何に力が抜けるか、抜けば抜く程インパクトでの瞬発力が増します。
鼓を打つのも武術も同じ要領だと思います。
2021/9/13
「太極拳の頸力」は身体の中心、中身の内勁、それは体軸がブレない放松からの腰椎の捻り、その勁が四肢の骨を素早く動かす力となり相手に伝わる感覚・・例えば左への発勁は先ず腰椎を右へ5度捻り溜め、一気呵成に左へ10度捻り出し、上肢が右から正中線を越え左に振れる瞬間に、一転して腰椎の捻りを正中線に捻り戻すことで最大に勁力が発せられるだと実感・・連盟テキスト記載の体幹部を動かすとは腰椎を動かすこと、少林寺流空手の鞭身の極意も同じだと思います。
鼓を打つのも同じ要領、武士が好んで鼓を打つのもそんなことかもしれません。
2022/10/3
「太極拳の勁力とは」太極拳に限らず勁力の基は姿勢そのもの立ち方そのものから生まれるのだと実感しています。
2022/12/24
「太極拳の勁力」になぜ姿勢(立ち方)が大切なのか・・・
勁力の基は体幹の捻りと落としの二つ、弓歩片手推掌では捻り落とし、並歩両手推掌では体幹の落としと反り戻し、いずれも股関節の開きと引き込みが不可欠で右手推掌は左股関節を左なら右股関節、両手では両股関節の同時引き込みが起きます。
その時、身体の重みを無駄なく引き込んだ股関節に繋がる大転子から大腿骨・膝関節・脛骨から踵に一気呵成一直線に落とすためには姿勢が大切になります。
その姿勢は太極拳四文字熟語の凡てが整った姿勢だと思います。
2023/4/15
「太極拳の勁力」それは太極拳に限ったもでは無いと思います。
大谷選手を見てると野球のバッティングは楊式、ピッチングは孫式、ランニングには呉式がピッタリです。
楊式は体軸が両足の中間点で頭が動かない纏糸勁、孫式は後足から前足への寸止脛勁、呉式は常に顔を立ての斜中正・・・いずれも理に叶った勁力だと思います。
2024/7/3
「太極八法」掤(ポン)捋(リュイ)擠(ジー)按(アン)採(ツァイ)列(リエ)肘(ジョウ)靠(カオ)・・・いずれも捻りと落とし込みのようです。
by rakurakutaichi
| 2017-02-15 23:21
| 太極拳用語集
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Comments(2)
Commented
by
青い鳥
at 2017-07-07 15:59
x
「脛」→「縦」
このことから、「立つ」ことの状態がどのようであれば「立つ」になってるのか身体感覚として覚えるようです。
ヒデさんの分析は素晴らしいです!
そんじょそこらの高ラベル取得者とは違います!各上!
ヒデさんから勉強させてもらってる青い鳥です。
楊進師の「ためしてガッテン」の画像とレンコン畑ですね~
?? アハハ
このことから、「立つ」ことの状態がどのようであれば「立つ」になってるのか身体感覚として覚えるようです。
ヒデさんの分析は素晴らしいです!
そんじょそこらの高ラベル取得者とは違います!各上!
ヒデさんから勉強させてもらってる青い鳥です。
楊進師の「ためしてガッテン」の画像とレンコン畑ですね~
?? アハハ
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rakurakutaichi at 2017-07-07 23:41