2015年 08月 05日
体幹とは |
最近よく云われる「体幹」とは何でしょう・・・さほど難しくも特別なものでも無いと思います。
スポーツ、エアロビ、ダンス、昔の農作業や力仕事など、およそ身体をしっかり動かす時には熟練者なら必ず体幹を使っています。
体幹でほとんど動くスポーツの代表格は室伏さんのハンマー投げでしょうか!
その多くが体幹、続いて脚、最後が腕、かなっと想像します。
「体幹」とは何処でしょう・・・外見上分りやすく云えば「胴体」だと思います。
胴体を動かさないで動く手や足(腕や脚)は(例えフラダンスでも)全く意味の無い手足です。
ゆっくり動く太極拳も、その体幹を使って動きだす典型的なものです。
日本連盟実技テキストP11身型と身法には「動作の目的にかなうように体幹部を動かすこと」とあり「臍の向きは常に変化する」などはその意味だと思います。
「体幹」を理解するには・・・胴体の使い方を知ることです。
胴体と骨盤と肩は別物ですが切り離すことはできません。
太極拳の動作の殆んどに胴体の「捻じれ」があります。
「捻じれ」アンギュレーション・・これが運動の根源だと思います。
「左へ行くには先ず右へ」起勢から左野馬分髪の右軸足で始めに臍向きが僅かに右を向くのも「前に行くには先ず後に」左野馬分髪から右野馬分髪への後座も前に進むため先ず下がって・・
ここで本当に大切なのはアンギュレーションを作る事です。
両足のスキーを揃えてのパラレルターンやウエーデルンもこれの連続です。
若い頃、草スキー大会の大回転で優勝したのはチョット自慢です。
ただ胴体を廻すだけでは捻じれによるアンギュレーションは生れません。
肩を残し胴体を捻り軸足となる股関節を引き込みながら負荷をかける・・雲手の側行歩も同じです。
倒巻肱の退歩は正にその典型です。
このアンギュレーションを作ることで体幹部が意識でき、更に腹圧を高めることで力が増します。
太極拳の各動作は小手先の動作(新聞を開いたり、お茶を飲んだり)ではないと思います。
陳家溝のお百姓さんが長時間、鍬を振り上げ畑を耕し続けられるのは体幹を上手に使えるからかだと思います。
体幹・胴体は「捻る」のほか「反る丸める」「伸ばす縮める」があります。
最初のボタンの掛け違いは骨盤も胴体も肩も動かさないで(ただ立ったまま)手だけを動かすという指導法、この方法で鍬を振り上げ、畑を耕してみれば、きっと解かるのでは(一分も出来ない筈です)・・現代人の日常生活では体幹から動きだす必要が殆んどありません。
井戸水を釣瓶で汲み上げなくても蛇口を一ひねり、洗濯板でゴシゴシしなくてもワンタッチ、斧をふるって薪割りしなくてもお風呂は自動で・・・だからフィットネスクラブが大繁盛するのかも。
追記:体幹と体幹を動かす筋肉が明確に解かります。
http://therapistcircle.jp/category/muscle/taikan-m/
スポーツ、エアロビ、ダンス、昔の農作業や力仕事など、およそ身体をしっかり動かす時には熟練者なら必ず体幹を使っています。
体幹でほとんど動くスポーツの代表格は室伏さんのハンマー投げでしょうか!
その多くが体幹、続いて脚、最後が腕、かなっと想像します。
「体幹」とは何処でしょう・・・外見上分りやすく云えば「胴体」だと思います。
胴体を動かさないで動く手や足(腕や脚)は(例えフラダンスでも)全く意味の無い手足です。
ゆっくり動く太極拳も、その体幹を使って動きだす典型的なものです。
日本連盟実技テキストP11身型と身法には「動作の目的にかなうように体幹部を動かすこと」とあり「臍の向きは常に変化する」などはその意味だと思います。
「体幹」を理解するには・・・胴体の使い方を知ることです。
胴体と骨盤と肩は別物ですが切り離すことはできません。
太極拳の動作の殆んどに胴体の「捻じれ」があります。
「捻じれ」アンギュレーション・・これが運動の根源だと思います。
「左へ行くには先ず右へ」起勢から左野馬分髪の右軸足で始めに臍向きが僅かに右を向くのも「前に行くには先ず後に」左野馬分髪から右野馬分髪への後座も前に進むため先ず下がって・・
ここで本当に大切なのはアンギュレーションを作る事です。
両足のスキーを揃えてのパラレルターンやウエーデルンもこれの連続です。
若い頃、草スキー大会の大回転で優勝したのはチョット自慢です。
ただ胴体を廻すだけでは捻じれによるアンギュレーションは生れません。
肩を残し胴体を捻り軸足となる股関節を引き込みながら負荷をかける・・雲手の側行歩も同じです。
倒巻肱の退歩は正にその典型です。
このアンギュレーションを作ることで体幹部が意識でき、更に腹圧を高めることで力が増します。
太極拳の各動作は小手先の動作(新聞を開いたり、お茶を飲んだり)ではないと思います。
陳家溝のお百姓さんが長時間、鍬を振り上げ畑を耕し続けられるのは体幹を上手に使えるからかだと思います。
体幹・胴体は「捻る」のほか「反る丸める」「伸ばす縮める」があります。
最初のボタンの掛け違いは骨盤も胴体も肩も動かさないで(ただ立ったまま)手だけを動かすという指導法、この方法で鍬を振り上げ、畑を耕してみれば、きっと解かるのでは(一分も出来ない筈です)・・現代人の日常生活では体幹から動きだす必要が殆んどありません。
井戸水を釣瓶で汲み上げなくても蛇口を一ひねり、洗濯板でゴシゴシしなくてもワンタッチ、斧をふるって薪割りしなくてもお風呂は自動で・・・だからフィットネスクラブが大繁盛するのかも。
追記:体幹と体幹を動かす筋肉が明確に解かります。
http://therapistcircle.jp/category/muscle/taikan-m/
2020/1/4 追記
体幹を使わない手法が「空の手」、体幹を使わない腰が「空の腰」・・動作の目的に叶うように体幹部を動かすのが「身法」連盟指導の記述にある「体幹部」とはズバリ「腰椎」そのもの、この五つの骨を動かすのが深層の筋肉で腸腰筋、このインナーマッスルは酸素を必要とする赤筋で呼吸と共に動き出します。
その体幹を動かすのが内実(呼吸と腹圧)だと思います。
by rakurakutaichi
| 2015-08-05 18:23
| 私の太極拳上達法
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