2015年 02月 05日
股関節の使い方 |
太極拳では股関節をどう使えばよいのか・・・
日本武術太極拳連盟の実技テキストP12の 6)股関節・・・には
股関節は全身中最強の靭帯である大腿骨頭靭帯により補強されている。
股関節を折り込む(収胯)ことにより、いわゆる足の付け根(上前腸骨棘から伸びる縫工筋)をゆるめることになり、腰、背骨の中正を保つことができる。
股間は円襠(またぐらを丸く)する。・・・と書いてあります。
いとも簡単な記述で、これを読んでも簡単には理解できません。
股関節をただ折り込んでも、大腿骨頭靭帯や縫工筋がゆるむ実感は得られません。
腰、背骨の中正が保たれるような気がしても、それはただ体軸が立つだけで、反り腰しとなり、またぐらの円襠も実現しません。
更に調べてみると、大腿骨頭靭帯は大腿骨が入り込む腸骨のくぼみ(股関節)の中にあり、主な働きは骨頭への栄養補給であり、特に強靭でもなく唯一股関節が内旋すると緊張するらしいです。
人体中で最も強靭な靭帯は腸骨大腿靭帯のようですが、そんな間違い探し等はどうでもいいことで、身体の中のことは自分で実際に動いて聞いてみないと解からないのです。
股関節の(内旋・外旋)と股関節や大腿骨の(内転・外転)の繋がり、円襠はどうすれば創れるのでしょうか。
楊式太極拳の動き出しに答えがあるように思います。
見事な動き出しの傳清泉さんです。https://www.youtube.com/watch?v=PmiIGuGiumw
まず右股関節の内旋を身体の中で起こして円襠を創り、すると自然に大腿骨が外転し、右爪先が体軸と連動して右へ動きます。
残念ながら右股関節の内旋は身体の内部の動きなので目には殆ど見えません。
わずかに、右手首の関節の動きにその意識が表れています。
つまり内旋では右手が先ず正中線側(左側)に微妙に振れてから右へ動きますが、
外旋では最初から右外へ動いてしまいます。
この時、股関節を外旋させては体軸からの大腿骨外転の動きは自然には導かれません。
・・・やってみれば解かりますが、中身が動いて外見になるので手だけを真似てもダメです。
太極拳の諺に「右に行かんとすれば、先ず左に」と同じで、右足を右へ外転させるには先ず右股関節の左への内旋が重要だと思います。
(つま先は動かしませんが、24式の起勢から最初の右足への体重移動も同じ感覚でできます)
とにかく股関節を緩めて折り畳む時は、この内旋運動があると、ないとでは大違いです。
見た目の股関節は同じように折り畳まれていても、身体の中の感覚は造花と生花の違いです。
特にテキスト中の大腿骨頭靭帯を重視した記述は股関節の内旋に深く関わるからだと思います。
私の気づきのきっかけになった言葉・・・李自力老師(日本連盟選手強化コーチ)の「股関節は直線ではなく、曲線を描いてゆるめるのです」・・私の気づき、その時、外旋ではなく、内旋を使うのです。
すると、踏実(ターシー)が実感できます。
良い事尽くめです。
追記:連盟実技テキストP13にも記載の上前腸骨棘(キョク) ご存じない方に・・・

2017/4/5
股関節の内旋に気付いてから2年・・・
李自力先生の言葉「腰にベアリング・・」やっと意味と感覚が掴めました。
その他の言葉では四段研修・・「下腹部の円盤を回して・・」
2018/1/22
正月気分も抜けてブログ訪問者も増えて連日200人越え・・特に股関節はキーワードかも
上前腸骨棘から膝の内側にまで伸びる縫工筋、これを緩めて使うのが正しい収胯のようですが、最近はこの細長い筋肉を意識して引っ張らないような動きが出来るようになりました。
骨の構造や筋肉の在り様などを頭に入れる事も上達のポイントかもしれません。
2018/6/8
更に股関節の内旋で坐骨に乗ると自然に上虚下実で自重が足裏へ落ちて踏実となり、後頭骨と仙骨が繋がり体軸が撓やかに垂直に伸びます。
股関節の動かし方は内旋・外旋・内転・外転・伸展・屈曲の6通りです。
日本武術太極拳連盟の実技テキストP12の 6)股関節・・・には
股関節は全身中最強の靭帯である大腿骨頭靭帯により補強されている。
股関節を折り込む(収胯)ことにより、いわゆる足の付け根(上前腸骨棘から伸びる縫工筋)をゆるめることになり、腰、背骨の中正を保つことができる。
股間は円襠(またぐらを丸く)する。・・・と書いてあります。
いとも簡単な記述で、これを読んでも簡単には理解できません。
股関節をただ折り込んでも、大腿骨頭靭帯や縫工筋がゆるむ実感は得られません。
腰、背骨の中正が保たれるような気がしても、それはただ体軸が立つだけで、反り腰しとなり、またぐらの円襠も実現しません。
更に調べてみると、大腿骨頭靭帯は大腿骨が入り込む腸骨のくぼみ(股関節)の中にあり、主な働きは骨頭への栄養補給であり、特に強靭でもなく唯一股関節が内旋すると緊張するらしいです。
人体中で最も強靭な靭帯は腸骨大腿靭帯のようですが、そんな間違い探し等はどうでもいいことで、身体の中のことは自分で実際に動いて聞いてみないと解からないのです。
股関節の(内旋・外旋)と股関節や大腿骨の(内転・外転)の繋がり、円襠はどうすれば創れるのでしょうか。
楊式太極拳の動き出しに答えがあるように思います。
見事な動き出しの傳清泉さんです。https://www.youtube.com/watch?v=PmiIGuGiumw
まず右股関節の内旋を身体の中で起こして円襠を創り、すると自然に大腿骨が外転し、右爪先が体軸と連動して右へ動きます。
残念ながら右股関節の内旋は身体の内部の動きなので目には殆ど見えません。
わずかに、右手首の関節の動きにその意識が表れています。
つまり内旋では右手が先ず正中線側(左側)に微妙に振れてから右へ動きますが、
外旋では最初から右外へ動いてしまいます。
この時、股関節を外旋させては体軸からの大腿骨外転の動きは自然には導かれません。
・・・やってみれば解かりますが、中身が動いて外見になるので手だけを真似てもダメです。
太極拳の諺に「右に行かんとすれば、先ず左に」と同じで、右足を右へ外転させるには先ず右股関節の左への内旋が重要だと思います。
(つま先は動かしませんが、24式の起勢から最初の右足への体重移動も同じ感覚でできます)
内旋・外旋は上前腸骨棘の引き込み方の違いで、内廻しが内旋、外廻しが外旋です。
気づいたのは股関節を内旋で畳むと縫工筋が緩んだ状態で足がブルブル震えませんが外旋で折り畳むと縫工筋が緊張して足がブルブル震えだすと云うこと。
軸足(大腿骨)の内転・外転は目ではっきり解かるので簡単です。とにかく股関節を緩めて折り畳む時は、この内旋運動があると、ないとでは大違いです。
見た目の股関節は同じように折り畳まれていても、身体の中の感覚は造花と生花の違いです。
特にテキスト中の大腿骨頭靭帯を重視した記述は股関節の内旋に深く関わるからだと思います。
しかし股関節を折り込む(収胯)は簡単な記述では誰も解からないと思います。
長々と書いてしまいましたが・・・連盟テキストを読むだけではなかなか上達しません。
超一流の映像を目に焼き付けて、奥義を伝える言葉の意味を考えながら、自分の身体で試行錯誤する内にハッと気づく時があります・・・それが功夫だと思います。私の気づきのきっかけになった言葉・・・李自力老師(日本連盟選手強化コーチ)の「股関節は直線ではなく、曲線を描いてゆるめるのです」・・私の気づき、その時、外旋ではなく、内旋を使うのです。
すると、踏実(ターシー)が実感できます。
良い事尽くめです。
追記:連盟実技テキストP13にも記載の上前腸骨棘(キョク) ご存じない方に・・・

股関節の内旋に気付いてから2年・・・
李自力先生の言葉「腰にベアリング・・」やっと意味と感覚が掴めました。
その他の言葉では四段研修・・「下腹部の円盤を回して・・」
2018/1/22
正月気分も抜けてブログ訪問者も増えて連日200人越え・・特に股関節はキーワードかも
上前腸骨棘から膝の内側にまで伸びる縫工筋、これを緩めて使うのが正しい収胯のようですが、最近はこの細長い筋肉を意識して引っ張らないような動きが出来るようになりました。
骨の構造や筋肉の在り様などを頭に入れる事も上達のポイントかもしれません。
2018/6/8
更に股関節の内旋で坐骨に乗ると自然に上虚下実で自重が足裏へ落ちて踏実となり、後頭骨と仙骨が繋がり体軸が撓やかに垂直に伸びます。
2018/11/12
否、逆に座骨で立てば自然に股関節が内旋となるとことに気づきました。
ちなみに・・・(それが名付けてMポジション)股関節の動かし方は内旋・外旋・内転・外転・伸展・屈曲の6通りです。
さて、縫工筋がゆるむのは?・・・このうちの3通りです。
2019/2/19
股関節の使い方に気づいてから4年、やっと肩関節の使い方にも気づきました。
緩むためのポジション、股関節の内旋と肩関節の伸展(名付けてTポジション)を明確に説明する言葉は聞こえてこないようです。
2020/1/8
体の中の繋がりと同じく、このブログの全てが繋がり始めてきました。
今たどりついた感覚は仙腸関節を開き緩めること、それだけで凡てが自然に叶います。
2020/8/30
仙腸関節を開くことが放鬆だと確信しました・・
2020/9/12
確実な歩法と身法は大中小の殿筋で両股関節を左右に分け拡げ、その車軸に虚領沈肩抜背となった体軸を落とし込むことで自然に股関節の内旋が保たれ、秤のように立ち車輪のように動くことが出来るようになるのだと思います。
更にその状態から息を吸うと頂頸含胸墜肘と伴に塌腰が生まれるのだと実感できます。
それが命門を開くと云うことなのかも知れません。
2020/10/2
股関節の内旋に気付いてから5年、正しい股関節の使い方は正しい姿勢そのもの、最初の開立歩での立ち姿を見れば一目瞭然、縫工筋がゆるみ、膝がゆるんで初めて太極拳の動きが自然に適うのだと思います。
2020/11/24
太極拳に出会えた事に感謝・・年を重ね71歳、しかし以前より動きは軽快、太極拳で見つけた立ち方、姿勢で階段の登り降り、特に降りる時の膝と腰の滑らかさ、身体は殆んど垂直で安定、頭は真っすぐ苦もなく降りられる、特に筋力は使わない、意識するのは殿筋を拡げる感覚だけ、何故ならば正しい姿勢でなければ殿筋が開かないから、正しい姿勢でちょっと殿筋を意識するだけ、すると仙腸関節が緩んで広がるのだと・・あとは登りも下りも勝手に足が楽に動きます。
健康に良いとされる太極拳で膝や股関節を痛めるのはどう考えても不可解なことです。
2021/2/5
歩法の中で軸足股関節の内旋は間違いなく重要なポイント、それをどう作りどう保って動けばいいのか試行錯誤で新感覚と出会ってきたが最近気づいたのは俗に言われる「腰が引けてる」状態と「腰が入ってる」状態とでは雲泥の差がうまれること・・殆んどの人は以前の自分も「腰が引けてる」状態での股関節内旋は頸骨を意識して軸足内側から乗せていたが「腰が入ってる」状態では内側頸骨からでも外側腓骨からでも無意識で(何も考えなくても)内旋が起こり動きの中でも常に自然に保たれ体軸も崩れない感覚です。
よく言われる、このひと腰が引けてるね、あいつ腰が入ってるな、こいつ腰が据わってる・・そういうことだと気づきました。
・・・「躰道」なる武術を知った、素晴らしい・・姿勢が呼吸を作る、ひたすら立ち方を洗練、重心移動で座り立ち動く・・・
2021/4/10
変化(進化)する身体感覚・・バレリーナの立ち方の基本はTurnOut(外旋)らしい、そこから膝カックンで爪先を合わせると完璧な立ち姿になります。
2021/5/6
コロナどこ吹く風、孫たちも帰って今日は晴天・・股関節の使い方は簡単に言えば大転子と骨盤の位置関係だと悟りました。
2021/5/17
朱天才老師曰く「膝は開、胯は合」は股関節を内回しで内旋させる事・・李自力老師曰く「円襠開胯」は中殿筋での股関節外旋から小殿筋での股関節内旋で合胯・収胯だと思います。
いずれにしても大転子を僅かに体背面に置くこと、横から見た感覚は平仮名の「そ」の姿勢・・すると秤のように軸が立ち、車輪のように足が動き出します。
2022/5/6
正しい立ち方は股関節の外転(アンディオール)からの内旋・・正しい内旋の指導・・両脚を軽く開き両手で肩に棒を担ぎ、顔はまっすぐ前を見て両踵を外に開きハの字に、そこから(重要)腰を前に送りながら膝を弛め股関節をカックンと(内旋)折り、頭の高さを変えず爪先だけを押し開いて平行に・・それで頭は頂頸・背は抜けて・肩が沈んで・腰が据わり、膝も抜けて基本(棒を無くせば)の起勢が完成します。
2022/6/23
「股関節の使い方」2015年の記載で最初に股関節「内旋」運動で膝が路線から自然に外れないことに気づいて7年・・膝が抜けて肚が落ち殿筋モッコリから呼吸で生まれる股関節の引き込み、引き入れ、折畳・・ただ単に引くのでなく折るのでもない・・内実の頸力で積極的に股関節を操る「操実」太極拳開眼のようです。
2020/7/12
またしてもコロナ急拡大、全日本選手権、無観客、24式無し・・そんな中で「股関節の使い方」が激変、、股関節は意識せず腰椎から動き出すだけで全てが上手くいくことに気づきました。
太極拳論に「腰椎が四肢を動かさねばそれは太極拳ではない」その通りだと実感します。
2025/1/5
結論「股関節の使い方」など気にする必要は無く腰(腰椎)さえ入っていれば自然に軸足股関節は常に内旋状態で動かす足の股関節はどんな動作も難なくこなせます。
2025/2/10
「股関節の使い方」腰を入れるとは・・股関節そのものではなく大転子を体軸より後ろ(背面)に引くと相対して股関節は体軸と伴に体の前面に出る・・大転子を後ろに引きつけるインナーマッスルが梨状筋・・結論は梨状筋さえ動かせば股関節は自在に使えます。
恐らくトップアスリートは(大谷翔平も傳清泉も)そんな身体の使い方をしているのだと思います。
2025/11/30
「股関節の使い方」分かり易く明解に言えば「大転子を後ろに引いて更に左右に拡げる」ただそれだけでOKです。
by rakurakutaichi
| 2015-02-05 22:41
| 私の太極拳上達法
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Comments(4)
はじめまして。いくつかブログを読ませていただいております。
私の経験から失礼致します。(太極拳・八卦掌古武道・システマなど)股関節は360角(度)動かす事ができて、片方のクワを折り畳む(股関節内旋)と頭を動かさず180角(度)後ろを向く事が出来て、開(股関節外旋)はその逆方向へ180角後ろを向けます。これが出来ると、走るスピード位で靴のグリップや床の反力を使わない(立っている時と殆ど変わらず)で方向転換が出来ます(勿論ゆっくりも出来ますし、0~180角は調整できます)使い方によっては、古武道等の半身も似ている部分もあります。あくまで私の体験と実際に出来る事なので、hide様のものとは違うかもしれません。
コメントを失礼致しました。
私の経験から失礼致します。(太極拳・八卦掌古武道・システマなど)股関節は360角(度)動かす事ができて、片方のクワを折り畳む(股関節内旋)と頭を動かさず180角(度)後ろを向く事が出来て、開(股関節外旋)はその逆方向へ180角後ろを向けます。これが出来ると、走るスピード位で靴のグリップや床の反力を使わない(立っている時と殆ど変わらず)で方向転換が出来ます(勿論ゆっくりも出来ますし、0~180角は調整できます)使い方によっては、古武道等の半身も似ている部分もあります。あくまで私の体験と実際に出来る事なので、hide様のものとは違うかもしれません。
コメントを失礼致しました。
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> ファーランさん
ご訪問ありがとうございます。
仰る通り肩腰頭を揃えて股関節の内旋と外旋で360度、バレーダンサーのTurnOutの様に右足で右へ180度、左足で左へ180度、合わせて360度、確かに回ります。
残念ながら太極拳の立ち方では両脚でも片足でも180度が有効の限界のようです。
ご訪問ありがとうございます。
仰る通り肩腰頭を揃えて股関節の内旋と外旋で360度、バレーダンサーのTurnOutの様に右足で右へ180度、左足で左へ180度、合わせて360度、確かに回ります。
残念ながら太極拳の立ち方では両脚でも片足でも180度が有効の限界のようです。
ご返事ありがとうございます。
流派によっては違うのかもしれませんが、
私が行っている武道は、フィギュアスケートや
ブレイクダンスのように回転しません。
180度ずつ対応できれば基本的には死角なしとなり、背後に刀や銃が突き付けられた状態でも対応できます。(本物は恐くてお互いに危険なのでエアガンや模擬刀位ですが)
流派によっては違うのかもしれませんが、
私が行っている武道は、フィギュアスケートや
ブレイクダンスのように回転しません。
180度ずつ対応できれば基本的には死角なしとなり、背後に刀や銃が突き付けられた状態でも対応できます。(本物は恐くてお互いに危険なのでエアガンや模擬刀位ですが)
仰る通り股関節の180度の稼働は軸足を入れ替えての360度で納得です。

