2014年 01月 29日
2.左右野馬分髪 |
上手で相手の手を取り、下手を差込み、両手を分け開きながら押し倒す・・・(全24呼間)
馬のたて髪を分ける、野生の馬を馴らす時、どこかにそんな仕草が在るのか。
1,2,3,4,で抱掌・上歩 5,6,7,8,で踵をつき両手を分け広げ弓歩 (左右左で3回)
2011 「手が先行する」と教わったが・・・私の意識は先ず身体の中心(腸腰筋で胴体部)から二の腕へかなと思う。そして開きだす瞬間さらに手は交差し引き込む感覚・・・です。
あるブログで足を出す時は蹴って出す・・・と (最近これは間違いだと気づきました)
2012 わが師が 「野馬分髪は引き手が下り、腰が落ちる」と・・なるほど気持ちよく開き出せます。
後ろ膝が曲がって終わるのは後ろ胯の動きが出来ていないため・・・といわれます。周りを見ると中途半端に曲がって終わってる人が多いです。伸ばしきるのもやりすぎですが・・・本当に押し出せば膝は力強く伸びるはずです。
起勢から最初の野馬分髪への身体の運び方・・・
1,2,で右足に重心移動、右膝がやや右踵方向に動くのがポイント。
3,4,で左足が浮いて寄ってくると同時に胸前で抱掌し、腰をやや左に廻す。この時、右膝が右爪先方向に大きく動くのがポイント。
5,6,で左足踵を拗弓歩の位置に降ろし腰を緩めて爪先をつけ右足で押す。同時に抱掌した右上手と左下手が交差し始める。この時、体軸の移動は中間地点まで、がポイント。
7,8,で両手を分け広げ,左股関節を緩め,右足の踵をしっかり蹴り出す。
2013 左の野馬分髪から右へ、また左への動き(足運び)がスムーズ(気持ち良く)に出来ません!弓歩の定式・・・前足から後足に重心を移す、前足の角度を踏み替え重心を移す・・・しっかり 乗れない・膝がぶれる・バランスが崩れる。定式(最後の型)も大切だが、過渡式(定式から定式への動き)はそれ以上に大切かも!
2014 後座・后座 (ホウゾウ)動作の重要部分は・・・「後足に重心を移して」と、教わったが違う!後ろ足に乗るのではない・・・そんな指導が上達を阻害していると思う。前足の踵の力で真直ぐ後ろに両足の中間点まで体軸を戻し、前足踵に重心を乗せたまま反動(スイッチバック)で斜め方向へ爪先を向け、積極的に遅れることなく体軸を前足に乗せてゆく。
要するに・・・スキーでゲレンデをウェーデルンで滑り降りるようにターンの連続なので動きを止めた時点で繋がりが無くなり套路は終了です。 これだ! 完成に・・・近づいているのかもね!
追記: 独自新方式開発・・・堤丹ティータン・(以下私製語)抱丹パオタン・沈丹チンタン・搾丹ツァータン・后坐で堤丹2拍・上歩で抱丹2拍・踵を着いて沈丹2拍・弓歩定式で搾丹2拍、これだけを意識すれば総てが繋がる! (新案特許)見た目には解からない身体の中の感覚です。
堤丹ティータン:丹田を引き上げる、抱丹パオタン:丹田に力を貯める、沈丹チンタン:丹田を緩め(発頸準備) 搾丹ツァータン:貯め沈めた力を搾り出す。
2015やはり残された今年の課題は野馬分髪のつなぎ方です。
1月 起勢から最初の左野馬分髪の弓歩は右足踵を切りますが・・・次の右・左はこの技の内容からして踵の蹴りだしは無いと思います。
2月 つなぎ方は・・・定式(前足股関節が折れた)から更にもう一度前足に乗り込んだ反動で前足踵に重心を乗せ、前足(踵)の力で体軸を中間点に戻し(后座)、前足爪先の方向を転換して空かさず体軸を前足踵に移して乗り込み上歩を完成させる。決して、後足に重心と体軸を乗せきってはいけないと思います。
7月 どうやら連盟本部の教え方が変わってきたようです。
四段が新設され東京での本部研修が頻繁となり地方の指導者が再教育されているようです。重心を後ろ足に乗せる(後座)ではなく、中間点までの(后座)に変わってきました。しかし依然として、その節々で動きを止めて確認しながらの指導が目立ちます。加えて前足のつま先を外に開く時に「碾歩して」と云うようになりましたが疑問です。碾歩は片方の足運びだけではなく、もう一方の足運びが連動しての歩方だと思いますが本部研修での教え方が悪いのか覚え方が悪いのか・・参加できない私には判りませんが典型的な碾歩ニェンブーは転身動作で、はじめ前足の踵を軸に爪先が内旋したら、続いて後足は爪先を軸に踵を外旋させることです。いづれも踵、爪先に力を込め、それが連動して体軸を廻し動かします。途中で動きを止めず滑らかに・・・これが出来ると転身動作が簡単でスムーズになります。傳清泉さんの楊式太極拳の動きに近づいているのでしょうか・・・。
2016
やっぱり日本連盟の動作要領そのものが改定されたようです。
http://hidetaichi.exblog.jp/25480840/4段位教程重点項目の改定2015/9
5月 棚からボタ餅、瓢箪から駒!下勢から独立の説明で・・楽に立てます。人に解り易く教えようとすること、懸命に伝えようとすることで再認識と新発見があります。今日の自分の教室で歩法、とりわけ繋ぎの歩法の極意とも思われる感覚に出会いました・・また筋斗雲(股関節)の乗り方が一段と・・生徒さんの中の一人が、この感覚(独立)が呑み込めたようです。
そして更に、私は野馬分髪の后座から上歩が全く同じ感覚であれこれ考えなくても気持ち良く繋がるようになりました。
きっかけは加藤修三先生のブログ「太極拳ばなし」の下勢から独立の読み返しでした。
2017
やっと分かってきた碾歩ニェンブー・・なぜ連盟トップセミナーで野馬分髪の繋ぎの歩法が碾歩だと云われるのか・・弓歩の左右への繋ぎでは踵での外転と爪先での内転、逆に180°転身動作での歩法は踵での内転と爪先での外転、何れも両足が連動しての歩法だからだと気付きました。やはり片方の足の動きだけで碾歩だと云うのは片手落ち、動き・感覚の説明は難しいものだと思います。
2018/7/5・・・追記
24式最大課題の野馬分髪での后座、試行錯誤、定式7/3からの重心移動は后座5/5から転身で3/7に収脚で10/0へ・・最近そんな感覚で前足・後足・前足への軸移動がスイッチバックのようにスムーズに・・ヒントは膝裏の感覚。
どんな凄い先生の講習に何回通っても、出来ない人はできない、自分の身体に取り込めなければ無意味、ヒントはいっぱい、聞いたこと学んだことを試行錯誤と創意工夫で自分のものにするしかないと思います。
2020/6/11・・・コロナ蔓延で自粛自主練
お陰様で新感覚が生まれ続け、弓歩地獄から弓歩天国へやって来れたようです。
同じことを何年やっても同じことかも、弓歩が出来れば退歩も独立歩も同じように出来ると思います。
弓歩が地獄なら太極拳そのものも地獄から抜け出せないと思う今日この頃です。
2023/2/2
そろそろコロナも普通のインフル対応になりそうです。
そもそも「野馬分髪」定式で肩腰が半身になっていない人・・技の中身が解っていない。
転身后座で前足踵に重心を乗せ切って后座が出来ない人・・前足股関節を引き込めず弓歩地獄から抜け出せない。
「野馬分髪」に限らずそもそも歩法での后座は重心を前足から後ろ足に移すもではありません。
2025/12/23
「野馬分髪」書き始めて10年近く過ぎ読み返すと試行錯誤の楽しい日々でした。
鶏や鶴のように動けば良いだけの事それが武術でいわれる一軸歩行や膝抜きですね。
by rakurakutaichi
| 2014-01-29 20:14
| 簡化24式太極拳
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Comments(2)
以前から野馬分ゾンについて疑問を抱いていました…
日連のテキストによると勁の方向が斜め方向「リェ」もしくは「カオ」とあります。(反対の手は「採」だと思う、、)
ですが、日連の教材dvdを見て感じるのですが、あの様子では「リェ」などやってるようには見えないのです‥?
「採」「リェ」が「按」「ジー」にしか私のレベルでは見えないのです‥(へその向きが正面に近い中途半端な斜め?顔も正面?)
「リェ」だと相手は背中側にひっくり返されると思いますが、よく見るのは前方に飛ばされているやつで「ジー」ではないでしょうか‥?
ヒデさんはどう思われますか?
日連のテキストによると勁の方向が斜め方向「リェ」もしくは「カオ」とあります。(反対の手は「採」だと思う、、)
ですが、日連の教材dvdを見て感じるのですが、あの様子では「リェ」などやってるようには見えないのです‥?
「採」「リェ」が「按」「ジー」にしか私のレベルでは見えないのです‥(へその向きが正面に近い中途半端な斜め?顔も正面?)
「リェ」だと相手は背中側にひっくり返されると思いますが、よく見るのは前方に飛ばされているやつで「ジー」ではないでしょうか‥?
ヒデさんはどう思われますか?
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仰る通り武術としての攻防が感じられない套路が多く見られます。
始めた頃よく見てた除阿敏さんもそんな感じですね。
逆に元気よく両手を目いっぱい分け拡げる人もよく見かけました。
抱掌の自分の上の手で相手の突きを相手の手首に添え受け流し、自分の下の手は相手突き手の下に差込み、相手の手首を小指と親指で下に押えながら一方で相手の脇を押し上げての両手での関節技だと思うのですが、定式で相手の手は長くて50cm程なのに1メートル近く分け拡げる方さえ見受けられます。この攻防では当然、肩と腰は斜めで体は半身ですよね。若き日の傳清泉さんの発頸動画にこのシーン有りました。
始めた頃よく見てた除阿敏さんもそんな感じですね。
逆に元気よく両手を目いっぱい分け拡げる人もよく見かけました。
抱掌の自分の上の手で相手の突きを相手の手首に添え受け流し、自分の下の手は相手突き手の下に差込み、相手の手首を小指と親指で下に押えながら一方で相手の脇を押し上げての両手での関節技だと思うのですが、定式で相手の手は長くて50cm程なのに1メートル近く分け拡げる方さえ見受けられます。この攻防では当然、肩と腰は斜めで体は半身ですよね。若き日の傳清泉さんの発頸動画にこのシーン有りました。

