2022年 06月 12日
胸と背 |
「胸と背」陰と陽、吸と呼、含んで抜けば含胸抜背・・
気功八段錦一段の天理三焦と太極拳最初の起勢、いずれも同じ吸って(含んで)吐く(抜く)呼吸、それが無いと気功も太極拳も始まらないと思います。
胸が萎めば背が曲がる、背が曲がると腰も曲がる負の連鎖、八段錦も24式太極拳も定番曲のリズムで動けば自然に呼吸と合ってくると思います。
「胸と背」は身体の前と後ろ、前が任脈(陰)、後ろが督脈(陽)、四つん這いになればよくわかる、陽も重力も背中に浴びて腹に堕ちます。
含胸と抜背は先ず抜背、抜背は立ち方、含胸は動き方、抜背で立つから楽な呼吸で自然に含胸が生まれ、それが含胸塌腰にも繋がる身体の不思議だと思います。
「胸」の主役は横隔膜(横隔膜は膜ではなく筋肉)逆腹式・胸式呼吸のための呼吸筋です。
「背」の主役は脊柱起立筋、頭・首から仙骨・尾骨に繋がる身体の背面筋です。
横隔膜が脊柱起立筋と連動する含胸抜背で腰椎が立って初めて太極拳で大切な含胸塌腰が生まれるのだと思います。
脊柱起立筋群はただ姿勢を正せば動き出し、その正しい姿勢から意識で横隔膜が動き息が吸いこまれ腹圧で体幹が締まり(腰・腰椎のコルセット)大事な腰・腰椎が立ち(含胸塌腰)激しい動きや衝撃から守られるのだと思います。
2022/6/22
背を抜くと僧帽筋が緩む、すると胸郭が広がり胸が張る、胸が張ると呼吸が楽になる、胸に含むとは肺に満遍なく空気が入ることだと実感します。
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by rakurakutaichi
| 2022-06-12 16:03
| 私の太極拳上達法
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